カテゴリ:2024年



牧師コラム · 2024/09/15
  敬老の日を明日に控え、調べてみました。2024年の今年、新潟県には1,189人(男性153人、女性1,036人)の百寿を迎える方々がおります(9月1日現在、県HPの公表)。大正13年生まれです。同年生まれでは、米国のカーター元大統領が有名ですね。それよりも前にお生まれになった方は、県内になんと2,427人(男性263人、女性2,164人)おります。皆様お元気で!◻️「年老いた時も、私を見放さないでください。私の力が衰え果てても 見捨てないでください。」詩篇71篇9節
牧師コラム · 2024/09/08
 私は名刀になりたい。浜名湖バイブルキャンプの料理人の鶴木兄の言葉です。大きな体を小さくし、神の導きをひたすら祈っていたあの姿はもうありません(私たちの教会で過ごした4年間、こうべを垂れ、毎度私と祈っていましたから)。挫折を乗り越え、今はのびのびと働いています。豪快な笑いは天性でしょう。浜名湖では今回もこの笑顔で迎えられ、ここで研修会を持つ者が皆、彼の美味しい食事をいただきました。
牧師コラム · 2024/09/01
パラリンピックで有名な競泳の選手、ジェシカ・ロングさんは前回の2021東京大会で5個のメダルを獲得しました。彼女は米国人ですがロシアに生まれました。足に障害があり、親が育児放棄をしたため、シベリアの孤児院に預けられました。そのまま成長すれば親の愛を知らない子に成長したことでしょう。しかし里親に見い出され、米国で育ちました。その後、水泳を習い、12歳からパラ水泳の国際大会に出るようになりました。水泳は彼女を救う神のようでしたが、思春期には情緒が乱れ、摂食障害になりました。そういう時期に、自分の生い立ちや障害を悲嘆する生き方を悔い改めて、クリスチャンになりました。今ではメダルよりも先に、人生が虚しくされなかったことやイエス様と共に今を生きていることを大事にされています。
牧師コラム · 2024/08/25
 去る木曜日、娘は秋からリトアニアの国立大学で学ぶため、成田から発ちました。入学許可証を得たものの、学生ビザは取れておらず、住む場所も定まっておりません。息子の時のように留学支援団体に頼ることはせず、日本の大学も休学したため親としては不安だらけです。何もないところに道を設けて導く神様を、信じながらこのお方といく彼女をただ支えたいと思います。◻️「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」——詩人高村光太郎の、有名な詩「道程」の冒頭を思い出しました。
牧師コラム · 2024/08/18
「私の助けはどこから来るのか。私の助けは主から来る」詩篇121篇1b -2a◻️この助けは主から来る!と述べた詩人の前置詞の用法が絶妙なのです。「~から」の前置詞はヘブル語の「מֵעִם メイム」で、これは英語の「from」と「with」の用法を合わせ持つからです。この用法を「ドラえもん」と「あんぱんマン」とで解説しましょう。
牧師コラム · 2024/08/04
「Voice matters」−−東アジアのクリスチャン学生大会(EARC2024)の今年のテーマです。娘も、24名の日本からの青年団の一員としてこれに参加しました。テーマの「Voice」は、天からの神の声、聖書の声、そして神に祈る私たちの声も含みます。この声は単に音ではない。感情と意志をもつ。救い主の人格を帯びる声は、罪人へ向けては立ち返りを促し、御霊と働く声は救い主を伝えます。一方、私たちの声であれば、天上へ向けた祈りであり、賛美であり、訴えでしょう。Voice matters−−その声は大事である! さて、皆様、普段のあなたはこの声を大事にされていますか。
牧師コラム · 2024/07/28
 2024年夏、パリ五輪が始まりま した。パリでの開催は百年ぶりのようで街は沸いています。この夏この街で世界中の視線を浴びる若きアスリートたちの健闘を期待します。そして、このご時世、安全を祈ります。◻️さて、競技スポーツといえば、聖書は長距離走を話題にしますね。ヘブル12章1~2節「(前略)私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競争を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。」◻️古代ギリシャの競技を例に「信仰のレース」と銘打ってキリスト者の一生について説きました。
牧師コラム · 2024/07/21
 私たち教会の挨拶となっているへブル語の「ハレルヤ(הַלְלוּ יָהּ)」この意味を紹介します。まずは発音してみましょう。ハレル・ヤー! 語尾のヤを意識し強めに発音します。◻️詩篇に24回引用されます(詩篇104-106, 111-117, 135, 145-150)。ハレルヤは、主に向かってほめ歌を歌おう、が和訳です。その昔、神はモーセと民に対し「主ヤハウェの名をみだりに唱えてはならない」と命じました。ですから詩篇の詩人たちは、神の戒めにより心を吟味しながら、主ヤハウェへ顔を向けたわけです。私たちキリスト者は彼らに続きます。
牧師コラム · 2024/07/14
 本日は、ヘブル語の言葉を一つ紹介します。「ヒネニー(הִנֵּנִי)」◻️一緒に発音してみましょう。ヒネ・ニー!◻️「主よ、私はここにおります」という聖書の言葉です。あなたを探し、あなたを呼ぶ声に対して、「は~いここです、ここ。私はここにいます!」と手を挙げて自分の存在を知らせるような言葉です。◻️強調する部分は人称接尾辞の「ニー」。へブル語では1人称の「私」を意味します。神様が顔と顔を合わせて向き合いたいその人は彼でも彼女でもなくこの私であったか。そう気づいたら、「ニー」にアクセントを置いて応えます。聖書中の人物のアブラハム、モーセ、サムエル、ギデオン、イザヤらもこうして呼ばわる神様へ応じていきました。
牧師コラム · 2024/07/07
 今月から日本紙幣の顔が変わります。学者の諭吉さんから商人の栄一さんへ。日本で最も流通する顔は次第に消え「新顔」が社会に広まるでしょう。◻️偽札防止とも言われる「改刷」の目的は、約20年の周期で行われるようです。新紙幣は最後のペーパーマネーになるかもと新聞各社は巷の声を拾います。世界でも突出した現金大国の日本も、20年後は電子マネーのみになるのか。今回の紙幣の印刷はもはや偽造不能とも言えるほどの最高技術で、その魅力をアピールします。一方で円そのものの信用度は落ちています。前回改刷された2004年11月の円ドル相場は106円台で、20年後の今週は161円台です。一万円札の価値は94ドルから62ドルへ落ちました。新札をまだ手にしておりませんが「お金」について考える良い機会になっています。

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