· 

オリンピックと聖書

   2024年夏、パリ五輪が始まりました。パリでの開催は百年ぶりのようで街は沸いています。この夏この街で世界中の視線を浴びる若きアスリートたちの健闘を期待します。そして、このご時世、安全を祈ります。

  

   さて、競技スポーツといえば、聖書は長距離走を話題にしますね。

 

 ヘブル12章1~2節「(前略)私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競争を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。」

 

 古代ギリシャの競技を例に「信仰のレース」と銘打ってキリスト者の一生について説きました。走るコースは整備されてはいません。平坦で走りやすい場所ばかりではありません。走る時は悪天候の日もあります。スタートしたら闇雲に走り出してもいけません。ゴールを見定めないと走り通すことはできません。そしてゴールエリアが神の王国です。その王座におられるイエス様は、走り通した一人一人をお迎えになります。救いが達成されるとき、ゴール会場においては勝利の歌と歓声と声援が響きわたります。

 

 皆様、信仰のレースを走るには、まとわりつく罪を捨てて身軽になりましょう。あなたを他の道へ誘うサタンには「ノー」と言い、伴走してくださる御霊なる神の声に聞きましょう。悪路をゆく時はここを抜けるまでが忍耐です。あなたの監督である主イエスの日々の指導を思い出し、このお方に向かっていきましょう。ゴールする光景を心に映しながら走りましょう。