2024年の今年は元日に被災した西区のあちこちの工事現場の中を見て過ごしました。牧師館においても然り。そこだけに目をあててしまっては気を揉むだけでした。幸い、私たち家族は教会の内外で祈られて過ごす、という貴重な経験を頂きました。継続的なお祈りをありがとうございました。
去る金曜日は、再建工事の棟梁、長谷川さんに会い、教会からの感謝状をお渡ししました。そこに写真を貼っておりました皆さんのお顔を指しながらお伝えしました。「この建物は彼らのもので、私は借りております。彼らが再建プロジェクトを立ち上げ、それぞれ貯金を崩して捧げました。私は彼らに雇われ、ここで働いています。この関係は成長しましたし、長谷川さんたちとの関係も、今回の地震のおかげで生まれ、今のように連携しあうものになりました。本当にありがとうございました。」ラガーマンのような大男の顔が緩みました。私の言葉に少し目をうるわせて、工期が大幅に伸びたことに頭を下げられたのです。今年のクリスマスの光景です。こうした光景をも含め、今年も神様から数々の光景を見せていただきました。試みと恵みに溢れた一年を、ただ今振り返り中です。
新しい年へ向けて皆さんに、パウロの言葉を借りてお願いがございます。
「また、私のためにも、私が口を開くときに語るべきことばが与えられて、福音の奥義を大胆に知らせることができるように、祈ってください。私はこの福音のために、鎖につながれながらも使節の務めを果たしています。宣べ伝える際、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。」(エペソ6:19-20)
続けて神と教会と家族に仕えてまいります。来る年もよろしくお願いします。